【書評】定量分析の教科書

 

定量分析の教科書を読了いたしました。定量分析というと苦手意識を持っているビジネスパーソンが多いのではないのでしょうか。今回の本をそんなビジネスパーソンに対して分かりやすく丁寧に記述がしてあります。高校や大学で支給される「教科書」のイメージよりは「参考書」のニュアンスが強いかもしれません。そのぐらい分かりやすく具体的に記述がしてあります。

本書の主張を簡単に紹介すると、分析の目的は「未来を変えるために」因果関係を押さえることとしています。よく業務で起こりがちなのが目的のない分析です。いつの間にか分析のための分析を行ってしまい、何を伝えるための分析なのかが不明確なものになりがちです。そこで大切なことが未来を変えるために因果関係を押さえることとしています。その目的を果たすための分析の本質は「比較」すること記載しています。本書ではよく「apples to apples」という言葉を用いているのですが、この意味はちゃんと比較対象として成立しているもので比較が行えているのかを表現しています。「apples to oranges」になっていないかは分析する際には重要になってきています。

分析の本質は「比較」することとありましたが、過程も含めてもう少し具体的に記載したものが『①プロセス×②視点×③アプローチ』になります。各項目について記載すると

①プロセスについては工程を表しており、目的(問い)→仮説(ストーリー)→データ収集する→分析、という段階を踏んでようやく分析を行うことを指しています。ここで重要なことはいきなりデータ収集をするという段階に飛躍してはいけないことです。(社会人の皆さんにとっては当たり前のことであると認識していますが、、)なぜいきなりデータ収集をしてはいけないのかというと、端的に言って見当をつけなければ時間がいくらあっても足りないということです。目的に沿った仮説を経てデータを収集することが一番効率よく解にたどり着けます。

②視点に関してですが、分析する際の視点のことを指しています。分析の本質は比較と先ほど記載しましたが、比較する際持ち合わせておくべき視点を言っており大きく分けて5つあります。それは

1.インパク

2.ギャップ

3.トレンド

4.散らばり

5.パターン

何故このような視点が重要になるかは本書に書いてありますので、是非実際に読んでみてください。読む前に実際に自分で仮説を立てておくとさらに学びが深まります。

③アプローチに関してですが、分析のアプローチについては3つあるとしています。そては

1.グラフ化(可視化)

2.数字(代表値、散らばり)

3.数式(回帰、モデル化)

実際に会社で働いていると1.グラフ化(可視化)と2.数字(代表値、散らばり)で議論が止まっているような気がします。(所属している組織にもよりますが)大学の頃にはよく回帰分析を用いて研究をしていたのですが、実際の会社で使用している人はあまり見かけません。この経験から3.数式(回帰、モデル化)を使いこなすまでには大きな隔たりがあるように思っており、この数式を使えるか否かでその人材がスキルを保有しているか否かを分けれるような気がします。そして年収にも影響をしているような気がします。定量分析の教科書ということで書評というよりは学んだことのアウトプットになってしまいましたが、とても分かりやすいので定量分析に苦手意識を持っているビジネスパーソンにはとてもおススメいたします。

 

【書評】これからの世界をつくる仲間たちへ

 

落合陽一先生の「これからの世界をつくる仲間たちへ」を読了しました。この本を読むべき層は現在の日本でホワイトカラーとして安定をしているつもりの方々である。今後、情報技術が益々進化していく中で筆者はホワイトカラーなる人種はいなくなり、クリエイティブ・クラスという新たな階級ができると予想している。よくアメリカなどではほとんどの富が一部の資本家によって占められていることが問題になっているが、これの労働者バージョンと言ってもいいと思う。ここでの本質を筆者は下記のように述べている。

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IT化で資本主義のあり方は激変しましたが、そのいちばん根底にある原理は変わっていません。 それは、「誰も持っていないリソースを独占できる者が勝つ」という原理です。 だから株式を握っている資本家は大金持ちになれるし、アラブの石油王も大金持ちになれる。スポーツや芸能の才能も、そういうリソースのひとつでしょう。誰にも真似のできない技術や表現力を持っている人は、それぞれの分野で大成功し・・・

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このIT化による次の変革は、今日本で目に見えないカースト制度(ホワイトカラー、ブルーカラー)をぶっ壊し、あらたな上位概念であるクリエイティブクラスの登場させる。そしてクリエイティブクラスの条件としては下記のような性質を備えた人物であると記載している。

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重要なのは、「言語化する能力」「論理力」「思考体力」「世界 70 億人を相手にすると」「経済感覚」「世界は人間が回しているという意識」、そして「専門性」です。これらの武器を身につければ、「自分」という個人に価値が生まれるので、どこでも活躍の場を見つけることができ・・・何より「専門性」は重要です。小さなことでもいいから、「自分にしかできないこと」は、その人材を欲するに十分な理由だからです。専門性を高めていけば、「魔法を使う側」になることができるはずです。

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この本では「専門性」という言葉が一つのキーワードになっている。専門性を高めていけば、「魔法を使う側」になることができるはずという記載があるがこの魔法を自分なりの言葉で訳すとブラックボックス化された処理のことを指している。ブラックボックス化された処理というのは具体的にいうと、今手元にあるスマートフォンが一番身近なものではないだろうか。一つのアプリを起動させて使用するたびに「お、裏側の○○の処理が走って、ここで○○API見にいってる」みたいなことを考えながらスマホを使用している人はなかなかいないと思う。人々にとってブラックボックス化された処理を理解することは目的ではなく、単にツールとして何も意識せずに欲求を満たしたいだけなのだから。このブラックボックス化された処理を理解することが「専門性」を身に着けるという理解を自分はしていて、このブラックボックス化された処理というのは一部の人だけにしか共有されていない暗黙知であることから益々、「専門性」を持っている人と持っていない人との格差が広がってくるのである。

 

しかし、専門性を身に着けろと言われても途方に暮れてしまう人がいるかもしれません。(自分もその一人です。)そのような人たちに筆者は下記のようなアドバイスを送っています。

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大人から「好きなことを見つけろ」「やりたいことを探せ」と言われると、「僕は何が好きなんだろう」と自分の内面に目を向ける人が多いでしょう。そこからいわゆる「自分探しの旅」みたいなものが始まるわけですが、これは袋小路に行き当たってしまうことが少なくありません。  しかし「自分が解決したいと思う小さな問題を探せ」と言われたら、どうでしょう。意識は外の世界に向かうはずです。そうやって探したときに、なぜか自分には気になって仕方がない問題があれば、それが「好きなこと」「やりたいこと」ではないでしょうか。

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個人的な話なのですが、まさに自分は自分の内面と向き合って現在袋小路のような状態に陥っているのですが、そこで外に目をむけて「自分が解決したいと思う小さな問題を探せ」と筆者は言っています。この専門性を高めるためにどこをターゲットにするのかという問題は今まで何も考えてこなかったサラリーマンにとってはとても悩む問題になるのではないでしょうか。

 

PS.

先ほど薬局で化粧水を買おうとしたのですが、まさに化粧水ってブラックボックスだなと感じました。これまで自分の肌に付けていた液体について何も知らずにバシャバシャ付けていました(笑)今回のブラックボックス化された処理=魔法とは意味合いは違うかもしれませんが、自分のように何も考えずに消費を行っている人って結構いるんじゃないかなーと思っています。少し反省して自分の使用するものについては考えていくことから始めようと思いました。

 

 

 

 

 

 

モナコインがとうとう始まる!のか?ツイキャスに実装へ!

 

モナコインの時代がとうとうやってまいりました!

 

モイ株式会社(本社:東京都千代田区 代表:赤松 洋介)が運営するライブ配信サービス「ツイキャス」は、このたび仮想通貨モナーコイン・ビットコインに対応し、新たにユーザーがツイキャス上で仮想通貨を保有することができる「ウォレット」機能を追加、アイテム機能を通じてユーザー同士で仮想通貨を送り合うことができるシステムの提供を開始いたしました。また、ツイキャス内で購入可能なポイントについても仮想通貨による決済に対応いたしました。

ツイキャスがモナーコイン・ビットコインに対応、仮想通貨流通システムを導入 | モイ株式会社

 

待ちわびたモナコインの実需。

ツイキャスってのがなかなか意外ですがどんどん世の中に広がってほしい!

個人的に思うのがニコニコ動画の方がモナコインの世界観ど合致しているような。。

ドワンゴさんお願いします!

モナコインの投げ銭機能をニコ生に実装よろしくお願いします。

純日本産の仮想通貨として密かに応援をしています!

ここしばらくNEM事件があってから仮想通貨界隈は冷え切っていましたが、その中で一

番の心のよりどころはモナコインでした!

論理じゃない部分が結局人間を動かしてしまうのかもしれません。

引き続き応援をしています!!

 

人見知り?引っ込み思案?内向的?本当の自分を知るためには

 

どうもジャンガです。

最近、こちらの本を読んでいます。

 

 

この本はある特性についてのことを記載しています。

それはHSPHighly sensitive person)についてです。

このHSPという言葉を聞いたことはあるでしょうか。

 

今までの人生で、人見知りだとか引っ込み思案だとか内向的だとか言われてきた人はも

しかしたらHSPの特性を保有しているかもしれません。

HSPは病気ではなく、生得的な特性として、高度な感覚処理感受性を持つ人です。

 アメリカの研究ですが、HSPに該当する人は20%の人々だと言われています。(日本

人のAB型の比率よりちょっと多いぐらい?笑)

自分はネット上でこのHSPという単語を知り、おれのことじゃね?と思い実際に本を買

ってみました。

この本やネット上の記事を参考にするとHSPの人の特徴は下記のような特性を持っている人を指します。

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共通して見られる特徴として、大きな音、眩しい光・蛍光灯、強い匂いのような刺激に対して敏感であることが挙げられる。HSPはしばしば、豊かで複雑な内的生活を送っているという自覚をもっている。物事に対して容易に驚き、短い時間にたくさんのことを成し遂げるよう要求されると混乱するという性質を持つ。

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そしてこのようなことも言われています。

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生得的なシャイさ、社交不安障害、社会的抑制、社会恐怖症、生得的恐怖症[4][5]、あるいは内向性[6]などとHSPはしばしば混同されてきたが、それらとは一線を画する性質

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内向的か、外交的かの議論はこちらのスーザンケイン博士の本である程度議論されて

いるような気がしますが、HSPについては世の中的にまだまだ認識されてはいません。

 

 

人見知りの人だったり、内向的な人だったり、HSPの特性を持っている人は世間からは

ひとまとまりにされているような気がします。

なぜならば世の中は人当たりの良い外交的な人が好しとされており、上部に立つ人間は

外交的な人が多いからであり、外交的であることが上に立つうえでとても大切になって

くるからです。 ですから、それ以外の人たちは弱者としてみなされひとまとまりにされ

てしまうのです。

では、そのような人たちはどうすればいいのかというと、まずは自分の特徴を把握し、

認めることだと思っています。批判を恐れずにいうならば、自分が弱者であることを認

めること。外交的でない特性を保有していない人が世の中で活躍するために必要な一歩

になると思います。

そして弱者だと認めたうえで、戦略を立てるのです。

自分が人見知りだったり、内向的だったり、HSPなどの特性を持っていると把握したう

えで戦略を立てるのです。こちらの本が大変おススメです。

 

 

外交的で強者がはびこる世の中で、ある特性を備えた人にとっては必ず戦略が必要にな

ると思っています。そしてその戦略をうまく活用できるならば世の中にもっと影響を与

えることができると思っています。是非、内向性やHSPについて身に覚えがある人は本

を一読してみてください。

自分のやりたいこと。商品をつくること。

自分の過去を振り返ってみると段々やりたいことが見えてきた気がする。

結論からいうと僕は割とクリエイター気質な部分があると思っている。

 

僕は大学生の頃はプログラミングにハマっていた。

プログラミング自体ではなく、自分で何かを成果物を作って表に出すことが好きだった

みたい。

プログラミングの習いたての時期は、自分はプログラミング好きだ!って思って大学の

アルゴリズムの勉強ができる授業を取ったのだけめちゃくちゃつまらなかった。

でも、javaをベースとしたビジュアルに特化した言語(名前忘れた)を使ってjavaの勉

強をする授業はめちゃくちゃ楽しかったのだ。

僕はどんどん作品を作っていて、次第に授業以外のところでその言語を使って、アプリ

を作ってマーケットに出したりしてた。

 

社会人なりたての頃は本を読んでブログを書くのにハマっていた。

新しい知識や経験をするのはとても楽しかったから僕はいつも本を読んでいた。

気づいたら自分で電子書籍を出版していた。

でもそこで感じたのはプログミングと同様に文章を書くことは別にそんなに好きじゃな

かったみたい。

僕は手段を問わず、何か商品を世の中に出すことことがとても好きなんだなーって最近

になって思い始めてる。

昔は自分はプログラミングが好きなんだーって思い込んでたり、自分は文章を書くこと

が好きなんだーって思い込んでたけど、ちょっとずれてたみたい。

手段は別になんでもいいんだけど、なにか商品を作ることが自分は好きなんだなーって

最近やっとわかってき始めてる。

次はなにやろっかなーって、考えるのも好きだけど。

今日はおしまい。

まずは自分を知ることから始めよう

 

メンタリストDaiGoのツイートを見て思うことがありましたので記事を更新してみます。

下記がそのツイート内容になります。

 

 

これ最近自分がめちゃくちゃ感じていることでなんですが、みんな自分のこと知らなす

ぎると思うんですよね。(自分も含めて)

自分の好きなこと、嫌いなこと、どうでもいいこと、好きなタイプ、嫌いなタイプなど

ざっくりとしか考えてないような気がしていてなかなか言語化できていないように感じ

ます。

どっかの社長が「株式会社自分」をもっと意識したほうがいいといっていたんですが、

その意味とは株式会社自分のを事業部制で見た時にどこに自分のリソースを配分したら

自分が幸福になれるのか、成長できるのかを俯瞰することなんです。

 

でもですね、株式会社自分って自分のことを本当に知っていなければうまくドライブで

きないような気がしています。

自分のことを知らなければどこにリソースを割いていいか分からないと思うんですよ。

(DaiGoのツイートにも書いてありましたが)

 

普通の会社であるならば配属が決まってからその部署についての知識やスキルを身に着

ければいいのですが、株式会社自分についてはそもそもの部署を立ち上げるところから

始まります。

おそらくほとんどの人は株式会社自分の部署立ち上げをしていないと思うんですよ。

じゃあその株式会社自分のリソースをどうやって割いているかといえば、周りの人が行

っていることをただ真似ているような状況だと思います。

そのことの具体例がサラリーマンという選択ですよね。

大抵の人は、サラリーマン本部、家族本部、趣味本部ゴルフ事業みたいな感じで株式会

社自分を運営している気がします。

もっと多様性があってもいいかなと思うんですが、その多様性に気づけていないんでし

ょうね。なぜなら自分のことを知らないから。

どうすれば株式会社自分がもっと利益というなこ幸福を追求し、ブルーオーシャンにた

どり着けるのかを考えてみると、やっぱり自分を知ることしかない気がします。

経営者本部、ボランティア本部、副業本部アフィリエイト事業、家族本部、とかあって

もいいと思うんですが、自分のことを知らないから事業がそもそも立てらてないってこ

とも考えれるとおもうんですよね。

ながなが書きかましたが、DaiGoのTwitterをみて週末にだらだらと考えてみました。