リボ払いを戦略的に使うと逆にお得になる話

 

以前、カード会社の収益はリボ払いでめちゃくちゃ儲けてる!という記事を書きました。

cardman.hatenablog.com

今回は消費者の目線でリボ払いを有効に活用しよう!というお話をします。

そもそもリボ払いってなんだっけ??

そもそもリボ払いってなんだっけ?という人のために軽くリボ払いについて説明をします。

リボ払いとは毎月の支払額をコントロールすることができる支払方法になります。

例えば、お金が2万円しかないときに急な用事で10万円のお買い物をしてしまったとします。普通の一回払いならば7月に買い物をした場合には、8月に10万円の請求がされます。

しかし、リボ払いは毎月の支払額を自分で決めることができるので、8月は2万円を払っておこうという選択ができるようになります。

ここで大切なことは2万円の支払いにした場合には、翌月以降に8万円を支払わなければいけず(8万円借金したと考えたほうが本質的です)、この8万円に対して金利がかかってしまうということになります。

借金しなければ金利はかからない

当たり前のことを書いていますが、借金をしなければ金利はかかりません。

上記の例でいえば、10万円の支払いに対して、毎月5万円払うという場合と毎月1万円払うという場合では、借金の減るスピードが前者の方が早いのでもちろん金利は前者の方がかかりません。

1か月目:10万円×1.5%=1,500円

2か月目:5万円×1.5%=750 円

10万円のリボ払いに対して毎月5万円の支払いをした場合にはカード会社に支払う手数料の合計は2,250円になります。

(※あくまで目安の金額ですので、これくらいの規模になるのかー、ぐらいの認識でいてください。)

カード会社らのキャンペーン合戦

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こちらは楽天カードのキャンペーンになります。

このキャンペーンを詳しく見てみると、

・自動リボに登録する

・合計30,000円以上のお買い物をする

・8月27日(月)、9月27日(木)の請求の際には支払いのコースは30,000円以下にする

・10月1日までリボ払いを解除してはならない

上記の条件をクリアすると楽天スーパーポイントが6,000ポイント必ずもらえるとしています。

このようなリボのキャンペーンは各カード会社が競うように実施しており、各社がそれぞれがあの手この手を使って消費者にリボをしてもらうよう試行錯誤しているように思えます。

我々消費者がリボ払いから利益を得るためには

ここまでの記事を振り返ると我々消費者がとるべき戦略はリボ払いには手を出さないこともそうですが、もし必要になった場合には明確な取るべき戦略があるのです。

それは、

①リボ払いにした場合にはお支払いコースをなるべく毎月支払える最大額をあげること

→リボの積み立ての額の減りが早くなり、手数料を抑えられる。

②カード会社が実施しているキャンペーン利用すること

ここで①と②を使用して、上記の楽天カードのリボ払いキャンペーンの活用方法を説明します。

 

まず、キャンペーンの適用条件までリボ払いを行うこと。ここでは条件として、自動リボに登録後3万円まで利用することとします。

そして、次に毎月のお支払いコースを

8月27日(月)の請求の時点で2万5,000円

9月27日(木)の請求の時点1.で5,000円とします。

復習になりますがなぜこのように毎月の支払を行うかというと、借金の額を減らして手数料を取られないようにするためです。

実勢に計算すると、

3万円×1.8%=540円

5千円×1.8%=90円

になります。(※あくまで目安の金額ですので、これくらいの規模になるのかーぐらいの認識でいてください。)

この700円弱の手数料を支払えば、カード会社から6,000円分のポイントを受け取ることができます。差し引き5000円ぐらいの儲けです。

怖がる前に自分で計算をしよう!

リボ払いと聞いたら条件反射で怖い!悪!という意見が聞かれますが、自分の頭で考えて計算をすれば逆に儲けることができるのです。全員がこのように効率的に行動すれば、カード会社はこのようなキャンペーンを行わなくなると思いますが、現状を見ると毎月このような賢い消費者にとってはおいしいキャンペーンをしていますので、おそらくリボに飲まれてリボに苦しまれる人が大多数なのでしょうね。。

クレジットカードの手数料は何故高いのか?QRコード決済ってすごいの?

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以前はリボ払いってめっちゃ儲かるよねーという記事

カード会社はリボ払いで毎月数十億の収益があるって知ってた? - 俺の言うことを聞いてくれ。

を書いたのですが、今回は決済手数料に関してQRコード決済がホットになってきているのでちょっと調べてみました。

 

驚きの決済手数料0%

最近QRコード決済の導入で決済領域のビジネスが盛り上がっています。

具体的にはメタップスのpringが提供するQRコード決済の手数料が0.95%!と報道があったと思いきや、LINEは決済手数料0%にするよー!と手数料の値引き合戦が始まっています。今後もヤフーがQRコード決済に乗り出します!と宣言をしたり、最近はフィンテックがもはや本業のように見受けられる楽天も各社に対抗して大胆な戦略で対抗してくる可能性があります。この”脱現金”の流れは2018年のキーになることは間違いがありません。

クレジットカードの決済手数料は高い

そこで、”脱現金”の話題になるときにセットとしてよく話題に上がるのがクレジットカードの決済手数料の高さです。

メディアでよくみられる意見として、「日本が現金主義でクレジットカードの利用が大きく上がらないのは決済手数料の高さだ!」なんて意見がよく見られます。

一般的な消費者からしたら決済の手数料はまったく気にしない問題だと思います。なぜなら、現状は決済手数料はお店側が負担をするもので、消費者は年会費無料のクレジットカードでカードを使えば使うほどポイントが貯められるメリットを享受しているためです。

たまに個人経営のイタリアンなどに行くと、「当店はクレジットカードの利用はお断り!」とカードで払おうとしたときに言われて困るときありますよね。

キャッシュの入りが遅れてしまうこともあるかもしれませんが、決済手数料の高さも個人経営のお店がクレジットカードの導入をためらう要因になります。

それでは具体的にお店はどのくらいの決済手数料を負担しているのでしょうか。

実は業種によって決済手数料は変化をしていて料率が大きなところ(飲食店など)は5%もの手数料がとられてしまいます!

10,000円の商品を提供したら500円も費用が出てしまうのはかなりもったいないですよね。もし10,000円の支払いが現金で払われた場合には費用が500円浮くわけですから、お店側としたら現金で支払ってほしい!というインセンティブがかなり大きくなると思います。

 

クレジットカードの決済手数料の胴元は?

では、お店側から徴収した500円はどこに行ってしまうの!と疑問を持つ方がいらっしゃるかもしれませんが、クレジットカード利用の裏側のプレーヤーとして実は3社も間に入っているのです。その三社とは、国際ブランド会社・カード会社(イシュアー)・店舗管理者(アクワイアラー)です。

検索をしてみるとよく三角形の図が出てきて上記の3つの会社のお金の流れ図が出てくるのですが、今回はより力関係が分かるようにアウトレイジに例えて説明をします。

決済手数料をお店から徴収する胴元とみれば3社はヤ〇クザといっても過言ではありません。

 

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著作権の関係上、とてもシュールな関係図になってしまいました。

ここで言いたいことは、

・お店から徴収した手数料は3社で分配しますよ!

・三社は国際ブランド、カード会社(カード発行)、アクワイアラー(お店管理会社)

・すべてを支配しているのは国際ブランドですよ!

ということです。改めて見ると国際ブランド(プラットフォーマー)はえげつなく金を稼ぎます。

細かい説明になりますが、3つの手数料にはそれぞれ名前が付いていまして、

お店からアクワイアラー(お店管理者)に流れる手数料を加盟店手数料

アクワイアラーからイシュアー(カード発行会社)に流れる手数料をインターチェンジフィー

イシュアーやアクワイアラーから国際ブランドに流れる手数料はブランドフィーといいます。

先ほど手数料率が高い所で5%もの手数料を取られるところがあると説明しましたが、その5%というのは加盟店手数料を指しています。

クレジットカードの手数料は何故高いのかの結論としては、お客さんのクレジットカードの利用のビジネス背景には3社ものプレーヤーが存在し、国際ブランドを胴元として利益を分け合っているからということになります。

 

お店からしたらこの5%がなくなればどんなに嬉しいことやら。。

QRコード決済で手数料が0%ということはかなり破壊的なことなのです。

 

【書評】知的戦闘力を高める 独学の技法 著:山口周

 

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論語にはこのような記述がある。

「子曰わく、学んで思わざれば則ち罔し。思うて学ばざれば則ち殆し」

平たく言えば

「先生は仰いました。学んでも考えなければ洞察は得られない。一方で、考えるだけで

学ばなければ独善に陥る恐れがある」という意味。

 

独学の技法を読んでみて感じるのはこの一文に凝縮されていると思います。

 

少し自分の学生時代の話を書きたいなぁと。

世間をとても賑やかせているワールドカップ。日本代表は先日のコロンビア戦では見事

2対1で辛勝しました。自分は小中高とサッカーをやっており、このワールドカッ

プをとても毎日楽しく観戦しています。

 

楽しく観戦するのと同時に自分の学生時代を振り返るのです。

もうちょっと戦略的にサッカーに取り組めばよかったなぁと。

 

当時自分のポジションについてはなんとなくサイドバックをやったり、監督に指示さ

れたから何となくフォワードをやったり、自分の頭で考えずにただ目の前のイベントは

淡々とこなしていったように思えます。

 

自分がプレイするポジション一つとっても、自分の頭で考えることができたのならば自

分の強みをいかしたプレイが行えるはずです。当時の自分は自分の弱み・強みすら把握

できていなかったのかもしれません。それは完全に自分の責任です。監督やコーチの責

任ではありません。今なら自分の好みや強み・弱みを把握しているので自分が戦うべき

戦場(ポジション)を明確に言えることができます。(もうサッカーをしていないので

完全に手遅れですが笑)

 

自分がここで言いたかったことは「戦略を持て」ということにつきます。

ようやく書評に入るのですが、読書についても同じだと思っており、山口周さんが書い

た本にも独学の戦略について明確に書かれています。

 

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なんの戦略も立てないままに武器を闇雲に集めても、知的戦闘力が高まることはありません。あれこれと目についた武器を集める前に、まずは「自分はどんな戦い方をするのか? どこで強みを発揮するのか?」という大きな戦略が必要になります。

独学による「知的戦闘力の向上」を目指すのであれば、まずは闇雲なインプットの前に、独学の大きな方針となる「独学の戦略」を決めることが重要です。 さらにこの「戦略」を具体化する際には、もちろん「何をインプットするか」を考えることも重要なのですが、同時にまた「何をインプットしないのか」を定めることが重要です。

「知的戦闘力を高める 独学の技法」

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僕がこの本から一番重要であると感じたところは独学において戦略を持つということ。そしてこの本には独学においての戦略とはいかなるものかを明快に説明してくれています。僕がこの本から一本の剣=武器を抽出するとしたら、「独学の戦略を考えるというのは、一言で言えば独学のカリキュラムを組む」ということ。これにつきます。

 

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ここで注意しなければならないのは「独学の方針は、ジャンルではなく、むしろテーマで決める」ということです。 言い方を換えれば、「テーマが主で、ジャンルが従」ということになります。これは独学を行うにあたって大変重要なポイントなのですが、不思議なことに世の中でほとんど指摘している人がいないので、よく注意してください。 なにが言いたいのかというと、独学をするとなると、では「哲学を学ぶ」とか「歴史を学ぶ」とかといったように、ジャンルの設定から入ってしまいがちなのですが、大事なのはむしろ、自分が追求したい「テーマ」に方向性を持つということです。

独学の戦略を立てるというと、「どのジャンルを学ぶか」と考えてしまいがちですが、これをやってしまうといつまでたっても「知的戦闘力」は上がりません。なぜかというと、ジャンルに沿って勉強をするということは、すでに誰かが体系化した知識の枠組みに沿って勉強するということですから、その人ならではの洞察や示唆が生まれにくいのです。

独学の戦略を考えるというのは、一言でいえば、独学のカリキュラムを組む、ということですが、ジャンルに沿ってカリキュラムを決めるというのは、書店の店員さんに自分のカリキュラムの枠組みを決めてもらうのと同じことなのです。このように指摘すれば、それがいかにバカげたことか、おわかりいただけると思います。

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僕が今ここで書いていることは本の一部でしかありません。

独学の技法をというのは4つのモジュールに分解でき、戦略を持つということはそのう

ちの1つでしかありません。しかし、僕はこの戦略を持つことに関しては一番大切だと

思っており、その大切さというのは僕が学生時代のサッカーに対して思考停止した取り

組みをしていた反省からくるものです。独学をする際には、あんなもったいないこ

とはしちゃいけないなーとワールドカップを観ながら感じた次第であります笑

とても面白い本でしたので是非読んでみてください。

 

 

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科学的に効率の良い英語の勉強を調べてみた。

 

皆様は第二言語習得論という学問をご存知でしょうか。

 

第二言語習得論? 

聞き慣れない言葉かもしれないが、人間が母語以外の言葉を身に付ける仕組みやプロセ

スを脳科学や心理学、言語学などさまざまな視点から解き明かす学問のことで、多言語

社会のヨーロッパやアメリカを中心に近年、急速に研究が進んでいる学問になります。

 

第二言語習得論は一回本を読んでみるととても面白く感じるのですが、そこまでする

のはめんどくさいという人の為に僕が実際に使ってみて効果あったなと感じたものを紹介しま

す。

まず、英語とか第二言語に関わる能力は基本的に2つに別れます。

ひとつはレセプティブスキル、もう一つはプロダクティブスキルです。

レセプティブスキルというのは、受け取る能力です。プロダクティブスキルは発する能力です。


この2つに分けて学んでいくのが良いと言われています。日本の、英語の教え方は第二言語習得論的

には間違っていて、一番最初にやらないといけないのは、レセプティブスキルなんです。その後にプ

ロダクティブスキルです。

よく日本の中学校だと、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングと分けて学びま

すが、これが間違っているということがわかっています。

実は、最も効率良いのは、レセプティブスキルとして、リーディングとリスニングをセットで学ぶこ

とです。なぜかというと、母国語ではなく第二言語習得の場合は、この2つは脳の同じ場所を使って

処理しています。

 

実は社会人になってから対策を始めるTOEIC(L&R)の勉強である、リーディングとリ

スニングを最初に学習する方が言語学習においては最も効率がいいのです。

更に、プロダクティブスキルとして、スピーキングとライティングも同じ脳の場所を使うので一緒に

学ぶべきなんです。

 

この順序が、習得に対しては最も近道なんです。つまり、読む聞くを最初にして、ある程度能力を付

けてから、書く話すを練習するのが一番いいということです。

 

科学的に効率の良い勉強の順序が分かったと思いますので、

次回の記事でリーディングとリスニングを勉強するにあたりもっとも効果的なTOEICについてまとめようと思っています。

 

TOEICテスト対策

 

ExcelにPythonが搭載されるみたいだから勉強しよう

 

最近、自分の仕事上でやたらExcelを使用する頻度が増えてきた。

この機にExcelを深く勉強しようかなーとVBAに手をつけようと思いましたが、待てよと。

そういえば、半年ぐらい前にマイクロソフトExcelPythonを搭載するかも。という記事を見たので改めてPythonについて調べてみました。

 

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Pythonは、人工知能ソフトの開発やビッグデータのデータ解析、それからIoTのソフト開発の現場でよく使われるプログラミング言語です。

C++Javaに比べると簡単な構文でコンパイル不要、そして読みやすく書きやすいという特徴があるため、プログラミング初心者でも安心して取り組める言語として知られています。 例えば、プログラミング普及団体のCode.orgからは17のPythonレッスンが子供向けに公開中です(Code.org全レッスン数172)。

Pythonが、人工知能やデータ解析などでよく使われる理由には、数値解析に強い言語であることが挙げられます。 数値解析に強い理由としては、高速処理系のC言語に基づいて構築されたPythonライブラリのSciPyやNumPyがあるためと言われていますね。

出典:Tech2GO

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Pythonてかなり幅広く使われている言語みたいで、人口知能の開発から下記のようなWEBアプリもPythonを使って作られてるみたい。

大学卒業以来、プログラミング学習からは離れていたけれどもそろそろ始めてみようかな。

面白そうな本があったので早速購入しました。

到着が6月22日だから楽しみしにしとこ。

 

 

 

 

 

【書評】定量分析の教科書

 

定量分析の教科書を読了いたしました。定量分析というと苦手意識を持っているビジネスパーソンが多いのではないのでしょうか。今回の本をそんなビジネスパーソンに対して分かりやすく丁寧に記述がしてあります。高校や大学で支給される「教科書」のイメージよりは「参考書」のニュアンスが強いかもしれません。そのぐらい分かりやすく具体的に記述がしてあります。

本書の主張を簡単に紹介すると、分析の目的は「未来を変えるために」因果関係を押さえることとしています。よく業務で起こりがちなのが目的のない分析です。いつの間にか分析のための分析を行ってしまい、何を伝えるための分析なのかが不明確なものになりがちです。そこで大切なことが未来を変えるために因果関係を押さえることとしています。その目的を果たすための分析の本質は「比較」すること記載しています。本書ではよく「apples to apples」という言葉を用いているのですが、この意味はちゃんと比較対象として成立しているもので比較が行えているのかを表現しています。「apples to oranges」になっていないかは分析する際には重要になってきています。

分析の本質は「比較」することとありましたが、過程も含めてもう少し具体的に記載したものが『①プロセス×②視点×③アプローチ』になります。各項目について記載すると

①プロセスについては工程を表しており、目的(問い)→仮説(ストーリー)→データ収集する→分析、という段階を踏んでようやく分析を行うことを指しています。ここで重要なことはいきなりデータ収集をするという段階に飛躍してはいけないことです。(社会人の皆さんにとっては当たり前のことであると認識していますが、、)なぜいきなりデータ収集をしてはいけないのかというと、端的に言って見当をつけなければ時間がいくらあっても足りないということです。目的に沿った仮説を経てデータを収集することが一番効率よく解にたどり着けます。

②視点に関してですが、分析する際の視点のことを指しています。分析の本質は比較と先ほど記載しましたが、比較する際持ち合わせておくべき視点を言っており大きく分けて5つあります。それは

1.インパク

2.ギャップ

3.トレンド

4.散らばり

5.パターン

何故このような視点が重要になるかは本書に書いてありますので、是非実際に読んでみてください。読む前に実際に自分で仮説を立てておくとさらに学びが深まります。

③アプローチに関してですが、分析のアプローチについては3つあるとしています。そては

1.グラフ化(可視化)

2.数字(代表値、散らばり)

3.数式(回帰、モデル化)

実際に会社で働いていると1.グラフ化(可視化)と2.数字(代表値、散らばり)で議論が止まっているような気がします。(所属している組織にもよりますが)大学の頃にはよく回帰分析を用いて研究をしていたのですが、実際の会社で使用している人はあまり見かけません。この経験から3.数式(回帰、モデル化)を使いこなすまでには大きな隔たりがあるように思っており、この数式を使えるか否かでその人材がスキルを保有しているか否かを分けれるような気がします。そして年収にも影響をしているような気がします。定量分析の教科書ということで書評というよりは学んだことのアウトプットになってしまいましたが、とても分かりやすいので定量分析に苦手意識を持っているビジネスパーソンにはとてもおススメいたします。