マッチングアプリの市場拡大と女子の葛藤

 

マッチングアプリの市場拡大は止まらない。

下記のグラフサイバーエージェント子会社が公表しているマッチングサービスの市場規

模予測です。

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2018年→2019年→2020年と市場規模は毎年90億円もの拡大をしている。

このことは何を示しているのだろうか。

 

日本人の誰しもに恋愛をする機会が提供され、日本の少子化対策に貢献をすることにな

るのだろうか。

私は実際にマッチングアプリを使ってみたのだが、その時に女の子に必ず質問をする

項目がある。

 

それは「ネットの出会いに抵抗はあるのか?」という質問であり、ほとんどの女の子はネットの出会いに抵抗を示している。

この抵抗感をマッチングアプリの提供会社、及び少子化の日本にとって大きな課題である。この抵抗感が生まれる原因は多くの事柄が考えられる。

 

要因の一つとしてはメディアの出会い系に対しての嫌悪感が強いこと。

何かと事件があれば、事件の原因に対してではなく被害者と容疑者の接触手段である出

会い系が取りざたされる。

また既存の結婚観が強すぎてしがらみが多いこと。

 

ある女の子はネットの出会いに抵抗があると言っており、その理由として「結婚式の馴

れ初めにとてもネットでの出会いなんていえない」と言っていた。大抵の女の子はトレ

ンディドラマのような恋愛を求め、その延長線上に結婚を考えている。そのネットの出

合いに抵抗を示している女の子は私との出会いにおいてマッチングアプリを使用してい

るのにも関わらず、マッチングアプリに嫌悪感を示しているのだ。

 

心の奥底ではトレンディドラマのような恋愛を望んでいるのだけれど、実際の世界には

そんな男性はおらず、日々の生活は会社と一人暮らしの家の往復で終わり、なんとなく

寂しさを埋めるためにマッチングアプリを利用している。

そんな女の子は多いのではないだろうか。

 

この女の子達の生きづらさをどうやったら解決できるのだろうか。

それは巷で流行っている恋愛工学なのか?それともメディアの質を上げることなのか?

それともマッチングアプリを提供している会社が女の子の意識を変えれるようなウルト

ラCなのか。現代の女の子にとって今はとても生きづらい世の中なのかもしれない。

 

マッチングアプリについて研究をまとめましたので興味ある方はどうぞ。

www.jangatips.com

 

 

経済ドラマの『マグマ』鑑賞した感想

 

『ハゲタカ』で有名な真山仁(まやま じん) の著作『マグマ』のドラマ化が

amazonプライムビデオで視聴できる。

全5話で短期間で視聴可能であり、一気に見てしまったので備忘録として記事を書いている。

地熱発電の勉強になるので電力に関して興味がない人ほどおススメをする。

■電力に関しての基礎的な知識(『マグマ』公式サイトより抜粋)

水力発電は、水が流れる落差で、水車と繋がっている発電機を回す。
火力や原発は、水を蒸気にして、その勢いでタービンと繋がっている発電機を回す。
つまり、水を沸騰させるコンロの役割をするのが火力なのか原子力なのかという違い。

地熱発電の場合は、地球の中にある天然のコンロ(=マグマ)を使う。地下にはマグマによって高温になった地下水が溜まっている。そこに、深い井戸を掘ってパイプを通してやると、地下から熱水が噴き上がって、地表に出た時には蒸気になる。地熱発電は、その水蒸気でタービンを回して電気を起こす。

ドラマの中に登場する高温岩体発電は、地熱発電の発電方式のひとつ。地上から水を勢いよく流し込み、その水圧によって高温の岩盤に亀裂を入れて人工的な水溜りをつくる。その水溜りがマグマに熱せられて熱水になる。
例えると、マグマが火で、岩盤がフライパンのようなイメージだ。その熱いフライパンに水を入れると蒸気があがって、タービンを回すことができる。
化石燃料を一切使わないからCO2の排出もほぼゼロ。
天候にも左右されず24時間365日安定供給できる。
しかも、日本は世界第三位の地熱資源国で、原発約20基分にあたる資源量が眠っているといわれている。

『マグマ』のストーリーを端的に言うと、

外資ファンドが地熱開発の会社を買収した後の経営再建を目指していく物語である。

 

利益追求のためだけに動く外資ファンド、

高温岩体発電という新しいエネルギーを生み出すための方法を開発する苦労、

既存の電力会社の利権、

世論または、自己利益の為に態度を変える政治家、記者

すべてが複雑に関わり合い、その中で地熱発電の会社の社長を任される外資ファンドの女性主人公。

世の中をマクロの視点で見るためにはオススメなドラマ・小説である。

~地頭力を鍛える~「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」を別の角度で読んでみる

「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」

とても素晴らしい本だ!と、Twitterのタイムライン上を流れるのはよく目にする。

実際に面白い。世の中を鋭い観察眼で捉え将来の予測を論理的に説明している。

Twitterでは今世紀一番の本だと評価する方もいた。

 

そこで、気になるのが佐藤航陽氏の思考だ。

佐藤氏の思考というよりも頭がいい人達の思考だ。

 

どういった思考でこの本が出来上がったのかを探りながらこの本を読み、

今回はそこで気づいたことを忘れないようにまとめる。

 

「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」で大事なこととして、

価値の転換が挙げられる。

 

『私たちが価値という言葉を使う時に、それは、

①現実世界で役に立つかという有用性としての価値、

②個人の感情と結びついた内面的な価値、

③共同体の持続性を高める社会的な価値

の3つの区分でされる』

 

佐藤氏は本著の中で、普段使われている「価値」という言葉の使われ方を定義して明文化した。この思考は頭の良い人たちに共通して言える。

 

この「価値」という言葉だったり、「努力」「学習」「認知」等は、

観察して直接に確認することができない。

このような対象を理論的対象と言う。

そして、理論的な対象を示している語を論語と言う。

「何らかの対象を説明するときに使用される語」「理論的に負荷のかかっている語」

という言い方をする。

 

そして、普段私たちは知らぬ間に理論語用いて会話をしている。

 

▼具体例

先生:前回の試験の成績があまり芳しくなかったね。努力しないと成績はよくならないよ。

学生:よく分かっています。自分なりには努力をしています。試験日前には1日に8時間程度勉強しています。ただ、いまのところ結果に結びついていないだけです。

先生:そうかな。努力しているとは思えないな。だって成績が伸びていないじゃないか。

 

二人の会話はかみ合っていません。

先生は学生の努力が足りないと主張し、学生は十分努力をしているといっています。

ここで、使用する範囲と条件を明示しないと使えない語(理論後)は「努力」です。

「努力」とは抽象的な概念で、直接に観察をすることはできません。「努力」という理

論的に負荷のかかった語で成績結果という事実を説明しようとしているのですから、

「努力」はまさに理論語です。

 

上記の会話の場合は、先生が考える努力とは、試験などにかける時間ではありません。

成績の伸びのような、数値(点数)で表される結果のみを「努力の成果」とみなしてい

ます。一方で、学生が考える努力はとは、数値で表される結果ではありません。時間を

使って試験などの準備をすることそのものが努力なのです。

 

そして佐藤氏は本書の中で「価値」という理論語の使用する範囲と条件を明示しまし

た。

「私たちが価値という言葉を使う時に、それは、

①現実世界で役に立つかという有用性としての価値

②個人の感情と結びついた内面的な価値

③共同体の持続性を高める社会的な価値

の3つの区分でされる」

 

難しそうな言葉が理論語という訳ではありません。むしろ、「価値」や「努力」の

ような、何気なく使っている簡単な言葉が理論語である場合が少なくないのです。

普段、学校や職場で使用している理論語はないでしょうか。

その理論語はどのような場面で使われていることが多いでしょうか。

あなたが普段使っている言葉を疑うことがに未来を見通す力になるかもしれません。

 

なぜ電子マネーは乱立したのか。『フェリカの真実』

 

「フェリカの真実」

ソニーが技術開発に成功し、ビジネスで失敗した理由。

 

この本はとても面白い。失敗系の伝記は読んだほうがいい。

失敗系の伝記を読んだ方がいい理由は同じ過ちを繰り返さないためである。

成功の原因は無数にあるが、失敗の原因は法則がある。

 

 

 

◎フェリカとは 

 

駅の改札口でIC乗車券をタッチしたり、コンビニエンスストアで電子マネーを利用したり。いまや、あちこちで見られるかざす便利をつくりだしたのが、ソニーの非接触ICカード技術方式「FeliCa」です。非接触だから、かざすだけで高速データ送受信。さらに、データは何度も書き換えられ、カード本体を再利用できるエコロジーなシステム。厳重なセキュリティーも実現し、公共交通機関の乗車券システムから、電子マネー、マンションの鍵まで幅広い用途で使われています。これからも、Felicity(至福)に由来する名前どおり、「FeliCa」は世の中をもっと便利に楽しく変えていきます。※出所:ソニーのHP

 

◎フェリカの変遷(ざっくり)

 

フェリカは本書によると、

 

物流用のRFID

→入退室管理で販売するも電波干渉で撤退

→JR乗車券検討するが険しい道が続く

→ソニー大賀社長の「大切な技術を2年でやめるな」でなんとか延命

→香港で実装(オクトパスカード)

→国際規格化に失敗

→なぜかエディ立ち上げ、でも仕様でエンジニアが抵抗←電子マネー乱立の原因

→ソニー出井社長はJRよりドコモ重視←電子マネー乱立の原因

→ドコモとソニーの合弁会社「フェリカネットワークス」立ち上げ

 

という複雑な経緯で結局ソニーには大した利益をもたらさなかったようだ。

 

◎オクトパスカードについて

 

香港のオクトパスカードは、世界への非接触型ICカードの普及に大きな影響を与えることになった

そして、オクトパスカードは、日本で作られたFelica(フェリカ)方式のICカードを、世界で始めて実用化したのだ。

 

つまり、日本で最も利用されているFelica(フェリカ)方式は、日本で生まれて香港で実用化されて、その後に日本へ逆輸入されたものになる。

 

こうした香港のオクトパスカードの成功が、日本のFelica(フェリカ)方式を世界に広めることになった。

今回述べたように、Felica(フェリカ方式)のICカードは、日本で作られた後に香港で実用化されて、また日本に戻った。そのため、こうした香港のオクトパスカードについて知ることは、日本における電子マネーを学ぶために役立つことだといえる。

 

◎電子マネーの乱立について

 

電子マネーと言うからには、

現実の貨幣と同様どの店でも誰もが自由に使えなければおかしい。

あの店では使えるけどこの店では使えないではマネーとは到底言えない。

どうしてこんな事態を許すことになったのか。

 

同じ FeliCa のプラットフォームを使っている香港のオクトパスカードのケースと比べるとその違いはビジネスの導入の仕方にあることが分かる。

 

FeliCa の規格を採用した世界最初の非接触 IC カードは香港のオクトパスカードである。

運用会社のオクトパス社は非接触 IC カードの開発メーカーに対し採用にあたっての条件を提示したが、それはスペックに関するものではなかった。

 

オクトパス社が提供するサービス、例えば鉄道屋地下鉄などの交通機関が一枚のカードで利用できること、あるいは、決済に使う電子マネーも一種類であることなど、使い勝手に関するものであった。

 

有り体に言えば、このようなサービスを考えているのでそれ相応市非接触 IC カードが欲しいというものである。

サービス事業ビジネスモデルありきから始まったのがオクトパスカードなのである。

 

それに対し日本では物 FeliCa プラットフォームありきから始まっている。

オープンな FeliCa プラットフォームを使えば決済に便利な電子マネーカードを発行することができるので、それを自社のビジネスに役立てたいと考えた企業がそれぞれ独自の電子マネーを作ったというわけである。

まさに電子マネーの乱立は企業のエゴの産物なのである。

そしてそれを可能にしたのがソニーのオープンなプラットフォーム戦略だったというわけである。

 

◎読み間違えた戦略のつけ

 

電子マネーの乱立は、

まず「もの製品ありき」から始まるビジネスモデルの限界を象徴している。

 

日下部氏(Felica開発者)によれば FeliCa とは様々なサービスを入れる器に過ぎない。

その器を利用する際、決済のアプリである電子マネーだけは共通の基盤となるところにないと誰もサービスを提供しないのではないかと考えたという。

だから、電子マネーはどのサービス提供業者も使えるニュートラルなものでなければならなかった。

そのため日下部は共通領域を作りそこにエディを置くようにしたのである。

 

日下部氏の述懐。

「本来、共通領域に入る電子マネーは一つに絞るべきだったと思うんです。

 

だけども Edy ができて単独でビジネスを始めてしまいましたから、それを見て共通領域に電子マネーを乗せられるということが皆さんにわかってきたため各自(カード発行業者)が独自のブランド独自の方式で電子マネーをどんどん発行してしまったのです。

 

それで電子マネーが乱立したわけです。

エディは本来みんなサービス提供事業者が支えなければならなかったのですが単独になってしまったから支えようもなくなったんです 。

 

SONY でもグループ企業で協力していけば新しいビジネスが展開できたと思います。」

 

 

地頭力を鍛える~マンホールの蓋はなぜ丸いのか~

 
マンホールの蓋はなぜ丸いのでしょうか。
この問題は Microsoft の入社試験に出されたということで大変有名になっている問題です。
 
一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
いくつかの本でもこの問題の解答が開設されています。
模範解答として次のような答えが挙げられています。
・四角いと穴がふたが穴に落ちてしまうから
・なぜなら正方形の対角線の長さルートにつまり1.14の長さがあるから
これは有名な問題なのでこの記事を読んでいる人の中には答えを知ってますよ、とばかりこれを唯一の正解と捉えてしまっていて、それでこの問題をクリアできたと勘違いしてしまう人がいるかもしれません。では他の答えを言えればいいのでしょうか。
 
穴に落ちてしまうから以外の他の模範的と呼ばれる回答例についてもあげてみましょう。次のようなものがあります。
 
・マンホールの蓋はマンホールの穴の形状に合わせて作られている。
・丸い穴は四角い穴より掘るのが簡単でありコストもかからない。
・マンホールの穴は周囲の地面の圧力を支えなくてはいけない。四角いものより円柱の方が圧力を分散できる
・工事の際にはなるべく人力で運んだり外したりする必要がある。そのためには車輪のように回転させながら移動することができる円形が有利だ。
 
これらの回答を全てさらさらと言えれば模範的と言えるでしょうか?
そもそもこの問題は典型的な答えのない問題です。
その問題の模範解答を覚え手応えがあると考えてしまう時点で思考が停止しています。
答えのない問題に対する誰かの答えを暗記してそれを使って答えてしまうという行為がナンセンスかをまずは理解して欲しいと思います。
答えのない問題の本質は何度も繰り返しますが問題に対してどれだけ自分の頭で考えることができるか。自分なりの分析をすることができるかという点です。
 
▼自分なりの分析とは
では自分なりの分析とは何をすることなのでしょうか?
上記の四つの答えは一見すると答えになっているように見えますが、
Microsoft の入社試験でその答えだけを出したとするとかなり怪しいです。
四角だと穴に落ちてしまうからという確かにそういう現象があるかもしれません。しかし、私はこの問題を議論するとしたらこういうツッコミをします。
四角だと穴に落ちてしまうからというのが非常に重要なファクターだとするなら、どうしてそのファクターが他のファクターに比べて重要なのか。
例えば圧力に耐えられるといったファクターと比べても穴の形を決める最も重要なファクターとなっているのか。
例えば自分なりの分析と言えるのは以下のようなアプローチでしょう。
「マンホールのユーザーとは一体誰か?ユーザーはマンホールの形状によって誰がどのようなベネフィットを得るのか?といった観点から分析して答える。」
そういう方向性で私の分析をしてみることにします。
 
▼比較対象を考える
丸い蓋の競合として四角い蓋を考えることにします。
四角い蓋は街中でたまに見かけることがあり、比較の対象としては良いでしょう。
三角の蓋もありえますが現実的に見かけたことがないため除外します。
考える対象は丸と四角とします。
▼ユーザーからバリューチェーンを考える
マンホールのユーザーは誰でしょうか。最初に考えられるのはこれらを直接使う人です。つまり、マンホールを開けたり閉じたり工事をしたりメンテナンスをするような業者です。次にマンホールを製造販売する会社があります。最後はマンホールが設置された街を使う第三者です。つまり、我々歩行者や車ということになります。
これらをつないでいくとバリューチェーンのようなものが出来上がります。つまり、マンホールに係るユーザーを川上から川下まで表すのです。
これを横軸としてみます。そこで、それぞれのプレイヤーがマンホールの蓋の形状を検討するとしたらどのような観点があるのか。その場合を出してこれを 縦軸にします。
例えば製造業者であれば製造コストが一番気になります。四角よりも丸の方が製造コストが安いのであればそちらの方が有利なはずです。工事業者ではどうでしょうか。とりあえず海の簡単さといった便利便性があげられそうです。いくつかの評価ポイントがありそうです
その1、作る側の観点から考える
まずはマンホール製造業者から見た観察です。製造側から最大の鑑定は生産個数です。生産コストは材料と加工に分けられます。変わるとすれば加工のところでしょうか。常識的には丸型の学校野球場の方が難しいように思います。さらに取扱を丸型だとピタリと重ね合わせることができませんから在庫として追加されたりトラックに積んで運んだりするときも四角い方が取り扱いが楽なように思います。
そこに置く際にも四角い方が隙間なく積むことができますし、がっちり固定もできそうで揺れません。作る側の観点を総合すると、特に理由がない限り丸よりも四角の方が有利だと推測されます。丸でないといけないという理由はひとつも見当たりませんでした
その2、第三者(利用者)の観点から考える
一つ飛ばして第三者(利用者)の観点から見ています。第三者の鑑定は安全性が大事でしょう。第三者から見たマンホールの安全性というのはその上を通行するときに用意に外れたりしないということと考えましょう。丸い方が圧力を分散するため上に車が通ったとしても外れにくいと考えられます。このトラックが走るような道路上ではクリティカルなさになります。
巨大なトラックが走る道路上でマンホールの蓋が外れれば大事故につながります。
一方、歩道上ではマンホールの蓋を跳ね上げることができる人はいません。構造上では四角でもあっても構いませんが、道路上にあるマンホールで問題になりえます。もし、蓋の形状によって外れやすさが大きく違うということであれば、他のファクターを差し置いて丸を選ぶクリティカルな理由になりそうです。これは検討に値します
その3、施工メンテナンスがから考える
最後は施工メンテナンス、つまり工事の観点から考えます。
コスト・利便性・安全性のファクターそれぞれについて検討します。
最初のコスト面でおそらく製造コストは丸型の方が高いと考えられ、直接の仕入れのコストを考えると丸型の優位性は低いと考えられます。
次は利便性です。施工面で言えば穴に合わせた穴を開ける必要があります。ドリルなので穴を開けるのですから丸型の方が開けやすいと言えます。
特に深い穴を開ける場合は丸型の穴が主流になるでしょう。むしろ穴が先にあってそこにいたの形を合わせている可能性もありますし、工業所からすると穴を掘るコスタ非常に高いと想定され工事費のほとんどを占めると考えられます。穴に合わせて蓋を作る方が合理的であると考えられます。
おそらく深い穴は丸いと想定されます穴がなかったところにドリルでくりぬくか、一方で浅い穴は、面積を掘り起こしてから上から蓋をするようなイメージです。浅いは四角い蓋がしてあることが多いと考えられます。
メンテナンス面ではどうでしょうか。ふたの開け閉めを考えます。丸い蓋は主に閉めるときにどの方向からも閉めることができて簡単です。
また転がして移動できるので力のない作業員でも簡単でしょう。また穴に落ちないため適当に開け閉めしても大丈夫そうです。いずれも丸が有利ですが、それほど決定的な要因ではなさそうです。
最後に安全性ですが丸い穴が落ちてこないと言えます。これも単体で見ると決定的な要因には思えません。ただし前述の深い穴と組み合わせると重要な要因であると考えられます
ここで仮説をまとめます。
蓋の形状を決めるのは最もコストのかかる穴の嗜好に合わせてである。マンホールは深く垂直に穴を掘るために丸い穴が多い。丸い蓋の方が価格が高くても、穴の施工に比べれば微々たるものである。
次に穴が深いとなると作業員の安全性が問われる。
深い穴の場合絶対に蓋が落ちてこないようにしないといけない。浅い穴の場合は、穴の形もまれではないし、安全性もさほど問われない。だからコストや運搬などの面で有利な四角い蓋を使う場合がむしろ多いのではないか?
大胆な推測ですが要するに「穴の深さが穴の形状を決めている」という仮説です。
 
直接検証できればいいのですがもっと良い方法があります。
自然科学の分野で仮説の検証を行うときに有効な方法として使われている、
判例を探すというものです。
この場合の判例は深い穴なのに四角の蓋が使われているケースです。
これが見つかるようであれば仮説は NG です。もしこれが全くが見当たらない場合はこの仮説は強力なものであると考えられます。
同じ思考法で蓋のはずれやすさの方も検討しましょう。
トラックが通るような道路上で外れないように丸い蓋を使うというのが仮に正しいとすれば、判例を探すとすると「トラックが通るような道路上なのに四角い蓋がある」ということです。
以上のような考察から私なりの結論を得ます。
マンホールの蓋が丸なのか四角なのかを決める理由としては、
主に次の二つが考えられます
一つ目や穴の深さ工事業者側の施工コストと安全確保
二つ目はマンホールが道路上にあるか否か公共の安全性ですこの二つが最も重要です他の例えば工事の際には人力で運んだり外したり必要があるそのためには車輪のように回転させながら移動することができる円形が有利なはずだといったものは付属的なベネフィットに過ぎずマンホールの形を決めている決定的な要因ではないものと考えられます。
 
以上で「マンホールの蓋はなぜ丸いのか」についての考えを述べました。
大切なことなのでもう一度書きますが、答えを暗記して答案することにあまり意味はありません。
なぜその答え、意思決定に至るのかを自分の頭で考えることが大切です。
その自分の頭で考えることの訓練として、フェルミ推定がとても勉強になるのです。
 
 

TOEIC学習者はスタディサプリENGLISHを絶対使用したほうがいい

 

スタディサプリはかなり良いサービスだ。

TOEIC学習者にとってTOEICで高得点をとることがまず目指すべきゴールであろう。

TOEICで高得点を取るために何が一番大切かと問われたら勉強の習慣を身に着けることが一番大切であると感じている。

そんなことは誰でもわかっていると思うが、ではどうしたらTOEICの勉強する習慣が身につくのであろうか。(アメリカのある大学の研究によると、私たちのふだんの行動の約45%は習慣で成り立っているという。

おそろくその習慣の身につけ方は人それぞれで、多くの人が習慣になる前に挫折してきたと感じている。

今回おススメする英語学習サービス『スタディサプリ』はTOEIC学習の習慣を高確率で身に着けることができるサービスであると感じている。

 

その習慣化につながる仕組みとしては、

ゲーミフィケーション②途切れさせたくないと思わせる仕組み③If~thenルール

が挙げられる。

 

ゲーミフィケーション

スタディサプリには講義と問題の動画ががあり、それぞれ受講が終わると金・銀・銅のステータスが受講状況によって付与される。(例えば、すべての問題が一問も間違いがなく全問正解なら金のステータス)

「問題を解く→ステータスの変更→さらなるステータスのアップ→まだステータスが与えられていない問題を解く」のサイクルがとても習慣化にとっては良いのである。

専門用語「ゲーミフィケーション」といい、マーケティングなどで顧客の行動をゲームを用いてコントロールすることをいう。習慣化するためにあなたはスタディサプリに行動を良い意味でコントロールしてもらう必要があるのだ。

 

②途切れさせたくないと思わせる仕組み

ここで重要なこと言う。

習慣を見つけるためには継続しようと思って行動するよりも、行動を途切れさせたくないと思って行動することがより習慣化につながるのだ。海外ではHabit chain(習慣の鎖)といい、習慣の鎖を切らさないように行動したほうが結果的に習慣化されているという。

そこでスタディサプリの機能の一つとして、「連続学習日数」というのが端末(PC、スマホ)のファーストビューに掲示されている。

これが習慣化につながる生命線だと感じている。あなたは一週間ほどこのサービスを使うと必ずこの「連続学習日数」を気にし始める。そして毎日このサービスを開き、途切れさせたくない思いで英語の勉強を始めるのだ。

 

③if~then ルール

そして最後にテクニックなのだが、If~thenルールというものがある。

if~thenルールの効用は大きすぎる。if○○したら、then○○する。

if○○したら=既に習慣になっていることを書く。

then○○=身に着けたい新しい習慣を書く。

この意識をすると、身に着けたい習慣が身に付きやすいと科学的に証明されている。

(出所:やってのける~意志力を使わずに自分を動かす~

if~then ルールを応用するならば、

具体例として提示すると、

1、IF PC(スマホ)を起動したら、THEN まず最初にスタディサプリを開く

2、IF スタディサプリサイト内に流れる音楽を聞いたら、THEN 問題を解く

※スタディサプリのサイトにアクセスすると音楽が鳴り始めるのだが、この音楽を使って習慣化するのも一つの手である。(学習を始めるキーとして活用するということ。)

 

メディアでは一流な講師がそろっている部分を広告しているが、

じつはサイト内のしくみとしてもかなり良い習慣を見つけるためのキーがたくさんある。2018年度新たなる習慣を身に着けるために活用してみてはどうだろうか。