カード会社はリボ払いで毎月数十億の収益があるって知ってた?
どうも、渡辺おじさんです。
皆さまはクレジットカードのリボ払いってご存知ですか?
おそらくなんとなくヤバい金融商品だってことはご存知なはず。
世間一般の人々に嫌われ続けている「リボ払い」を何故カード会社は押し続けるのでしょうか?
今日は会社目線でリボ払いについて書いてみようと思います。
何故カード会社がリボを押すのか、一番初めに結論から書いちゃおうと思います。
そうです。めちゃくちゃ儲かるからです。
上場しているカード会社の決算書を見てみてください。
今回は楽天株式会社の決算資料なのですが、
上場しているカード会社の決算資料には必ずリボ残高の指標が記載しています。
何故、こんなにもカード会社はリボにこだわるのか。
簡単なことで、高い金利で顧客に貸し付けているからめちゃくちゃ儲かるのです。
決算書に記載しているリボ残高(お客様のリボ払いが積みあがったもの)に対して金利がかかり、そのままカード会社の収益になります。
今回の楽天カードの例でざっくり計算してみましょう
リボ残高:3736億円
リボの年利:15%~18%(ざっくり12か月で割ると多くて月利1.5%)
ゆえに、3736億円×月利1.5%=56億円
毎月、何もしなくてもリボ残高から56億円もの収益が入ってくきます。
しかも、コストはほとんどありません。
このリボの収益に加えて、カード会社の収益は加盟店からの手数料やゴールドカードの年会費からの収益がありますが、リボの収益が一番会社の数字に直結します。
しかし、いきなりリボ払いにするような顧客はなかなかいないのでカード会社は知恵を絞って、普通のカードの取扱からリボの取扱に転換させようと必死なわけです。
金融業ってすごいよなぁと改めて計算すると思います。
以上、会社側がリボ払いを押す理由を書いてみました。