クレジットカード業界で命運を分けるもの
最近、数多くのクレジットカード会社がCMを垂れ流しにしている。
・楽天
・DOCOMO(dカード)
・オリコ
・三井住友
これらの会社だけでなく、自分が覚えていないだけで、他のクレジットカード会社もCMを打っているかもしれない。
こんなたくさんCMが流されているけど、どこのカード会社が一番選ばれているのか。
大体、想像がつくかもしれないが近年の楽天カードの伸び率はまさに異常であり、
他の銀行系のカード会社と比較すると圧倒的なのである。
(出典:楽天の決算資料)
YOYで20.7%の成長である。長年存在するクレジットカードの会社であるのに。
楽天カードが何故こんなにも成長しているのか。
仮説ではあるが、おそらく戦っている市場が圧倒的に有利なのだろう。
リアル VS ネットでは現在は圧倒的にネットが強い。Amazonの時価総額がウォルマートの時価総額を超えた通り、楽天の時価総額が他の小売業の大手の時価総額を超えてくるのは容易に想像がつく。
そして、楽天カードは店舗を持っていないのでコストも安く済んでおり、他のクレジットカード会社より有利な点が多々あるのだ。
少し抽象度を上げて考えると、長い間古い技術やテクノロジーを多用しているレガシーな会社が多い業界(クレジットカード業界など)は、参入が遅くても勝機がかなりある。むしろ、古い考え方にとらわれずにスムーズにテクノロジーを導入できる。
クレジットカード業界は圧倒的なレッドオーシャンに見せかけて、より細分化(ネットVSリアル)してみるとかなりおいしい業界でもあるのだ。