結婚生活がより幸せになる性格がわかった!最新の研究
この研究は、ジャーナルパーソナリティと社会心理学速報(1)に掲載されました。
結論から言うと、
外向的な人はより幸せな結婚生活を送る、と研究は報告しています。
外向性は新婚夫婦としての問題が少なくなる傾向があり、時間の経過とともに結婚生活に満足するようになります。
その理由は婚姻がもたらす避けられない葛藤への対処において、外向性がより自信を持って対処しているためとのこと。
恥ずかしがり屋で内気な人達
対照的に、恥ずかしがり屋の人々は結婚で最も問題を抱えている傾向がありました。
恥ずかしがり屋の人々は、嫉妬、お金、家計管理および信頼に関わるより多くの問題を報告していましたそうな。
研究内容
結論は内気さと夫婦の満足度について尋ねられた112カップルの研究からきています。
恥ずかしさが配偶者の満足度の変化を予測しているかどうかを確認するために、カップルを6か月にわたって追跡したそうです。
内気な人たちにも希望はある
内気な人は結婚と相性が悪いと報告していますが、
内気な人は調整することができると研究の著者は書いています。
「恥ずかしさ自体が変化に対して抵抗力があるかもしれませんが、希望あります。
結果として、人格によって引き起こされるどんな困難でも結婚の問題に対処することについて明白な訓練によって防ぐことができます。」
内気だから満足感を得られないというよりも、
内気が起因する変化の抵抗感が結婚の満足度を下げているのかもしれません。
内向性と内気の関係
研究は内向性と関連する「内気」について人々に質問しましたが、内向性と内気は同じではありません。
恥ずかしがり屋と内向的という言葉はしばしば互換的に使用されます。
確かに重なりがあるかもしれないが、内気は社会的相互作用についての恐れと不安であるのに対し、内向性は違います。
この研究でいう「内気」はビッグ5の神経症的傾向と相関しているような気がしますね。
この研究は、ジャーナルパーソナリティと社会心理学速報(Baker&McNulty、2010)に掲載されました。