何故、人間は恋人とキスをするのか。
出典:
Hughes、SM、Harrison、MA、およびGallup、GG Jr.(2007)
大学生の間のロマンチックなキスにおける性差:進化論的展望。進化心理学2007. 5(3):612-631
面白い記事がありましたので今回はちょっと趣向を変えてみます。
質問形式で「キスの科学」を取り上げます。
研究者らによると、
「恋人との間のキスは、90%以上の人間の文化で起こります。
キスが存在しないか、非難されている文化でさえ、性交の前に互いの顔を吹くか、なめるか、吸うか、
または彼らの顔をこすり合わせる動作があります。」
今回は質問形式で研究の答えを探っていきましょう。
- キスせずに性交はどのくらいありですか?
Yesと答えたのは男性の約50%、女性の約10%だけ。女性の90%がキスなければ性交はしないと答えています。
- 性交の前、最中、後にキスすることはどれほど重要ですか?
キスは行為の前、その間、そしてその後、というように重要性が低減していくようです。一般的に女性にとってキスは重要です。
- 関係が続くためのキスはどのくらい重要ですか?
男性の参加者にとって、関係が進むにつれてそれはそれほど重要ではなくなりましたが、女性の参加者にとってより重要になっています。
- どのくらい唾液で濡れていれば?どれだけの舌をいれれば?
全体的な男性は、より湿ったキスとより舌を好みました。それで男女共に、長期的なパートナーとのより多くの舌をいれる行為を好みました。
唯一の性差は、男性が短期的なパートナーとの間でより舌の接触を好むということでした。
- なぜ男性はより舌と唾液を好むのでしょうか?
進化心理学はキスが配偶者の質についての重要な情報を提供するかもしれないことを示唆しています。
残念なことに、男性は平均して唾液テイスティング部門に才があるわけではありません
(学術的には男性は「化学感覚検出の低下」がみられます)
- 人がキスをしたくなる理由は何ですか?
女性は歯に焦点を当てていたのに対し、男性は顔の魅力に基づいて決定を下しました。
たしかにこのようなことってよく分からないし、感覚的にしていることが多いですよね。インターネットの発達でこのような研究も発達してきているようです。