我々男性が優秀な遺伝子を残すためにできること

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 性行為が男性の選択でできるなら、文明など生まれず、美術も文学も音楽もなく、ビートルズもマイクロソフトもなかっただろう。
男たちは女たちに自分の能力を誇示し、イエスといってもらいたいがために、文明を築き、破壊してきた。すべては女のためなのである。
進化心理学アラン・S・ミラー

 

進化心理学という学問をご存知だろうか。

進化心理学は台頭しつつある新しい学問であり、進化生物学を人間の行動に当てはめたものである。


進化心理学の前提を理解すると我々の行動原理がとてもシンプルなものに見えてくる。
この原則は4つある。

  • 原則1.我々は動物である。
  • 原則2.脳は特別な器官ではない。
  • 原則3.人間の本性は生まれつきのものだ。
  • 原則4.人間の行動は生まれ持った人間の本性と環境の産物である。


この原則の中で我々人間、我々男性を理解する上で最も基本的であり、重要なことは原則1.我々は動物であるということだ。


人間はちっとも特別な存在ではないということなのである。人間も動物の仲間である。だからといって、人間はユニークではないということではない。
人間はユニークだ。もっと言えばどんな生物もユニークである。

 

社会生物学者ピエール・L・ファン・デン・ベルヘの言葉を借りれば、

「たしかに私たちはユニークだが、ユニークであるという点ではユニークではない。あらゆる生物種がユニークであり、置かれた環境に適応してユニークに進化してきた」

のである。


この我々は動物であるということをしっかり認知しておくことであらゆる状況がシンプルに見えてくる。
詳しいことについては専門書に譲るが、男性はテストステロンにより女性よりも攻撃的、競争的、暴力的になる傾向がある。

 

男は、他の男と競争することで、繁殖ゲームではるかに多くの得点を稼げる。男は競争に勝って、多数の女と配偶関係を結ぶ特権を得れば、百人単位、それどころかひょっとすると千人単位の子供を残せる。

競争しなければ、かなりの確率で子供を全く持てない可能性に直面する。競争に勝った場合の報酬と競争を避けることの代償との差が男の場合は非常に大きいのである。

 

今の日本の状況をみると繁殖のための競争は一見なされていないように見える。しかし、それは見え方が変わっているだけで今も日本の男性は生殖のための競争を行っているのだ。

学歴、会社のステータス、社会的地位あらゆるものが生殖のための競争に使用されている。ここで進化心理学の原則を思い出してほしい。我々は動物であり、脳は特別な器官ではなく原始時代からさほど進化しておらず、人間の本性は生まれつきのものであることを。
我々男性が競争に打ち勝ち、生殖を成し遂げるためにできることは何だろうか。

実は答えは既にもう出ている。

 

次回に続く。

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