後ろ歩きをするだけで記憶が刺激される!という研究
イギリスのローハンプトン大学等の研究で
これまた面白いTIPSなのですが、
後ろ歩きをすることで記憶が刺激されるという新しい研究が見つかりました。
後ろ歩きだけでなく、
後ろ歩きを想像したり、後ろ歩きしている人のビデオを見たりすることも記憶を刺激するとのこと。(なぜなんだ、、
6つの実験を含むこの研究では、数百人の人々に写真や言葉のリスト、ビデオを見せて実験を行ったそう。
ある実験では、これらの写真や言葉を見せて、人々に前方または後方に歩いたか、または、動かないように命じたとのこと。
結果は、後ろ向きに歩いている人々が、前方に歩く人や立ち止まった人より多くを思い出していることを示した。
この研究の最初の著者であるAleksandar Aksentijevic博士は次のように述べています。
「運動によって誘発された過去の精神的な時間が、さまざまな種類の情報について記憶のパフォーマンスを向上させたことが初めて実証された。
これを「ニーモニックの時間移動効果」と名付けました。
研究の共著者であるElias Tsakanikos博士は次のように述べている。
「高齢者の記憶障害に対するデジタル介入としてこの効果を発揮する大きな可能性があり、現在はアプリ開発者と話し合っている」と語った。
この研究は、Cognition誌(Aksentijevic et al。、2019)
https://doi.org/10.1016/j.cognition.2018.10.007
に掲載されました。