デブは○○に支配されている!

フリー写真 いちごパフェ

現代人は砂糖のとりこ

砂糖の原料のサトウキビは南太平洋の島々が原産地とされているが、今では世界中の人々に広まり、依存する人まで出てきている。

 

異性化糖を取りすぎている日本人

長らく甘味料の中心は砂糖だったが、現在では「異性化糖」と呼ばれる甘味料が砂糖に次いで世界中で広く使用されている。

異性化糖は、でんぷんを分解してできたブドウ糖の半分程度を果糖に変化させたもので、加工食品の原材料欄に乗っている。

*過去記事で加工食品について言及しています。

 

www.jangatips.com

 

加工食品の原材料欄に「果糖ブドウ糖液糖」、「ブドウ糖果糖液糖」と表示されていたら、それは異性化糖である。

ちなみに果糖の含有率が50%以上の物を果糖ブドウ糖液糖、含有率が50%未満の物をブドウ糖果糖液糖という

 

異性化糖の生産技術は1965年に日本で開発されたが、今ではアメリカのトウモロコシ(コーンスターチ)を原材料にしたものが世界中で多く消費されている。

何故、世界中で広く消費されているのか?

それは砂糖に比べて異性化糖は工業的に安価に作れるため、食品業界で広く使用されているのだ。

 

農林水産省の「砂糖及び異性化糖の需給見通し」によると、私たち日本人は一日に平均42グラムの砂糖と18グラムの異性化糖を消費しているそうだ。

世界保健機関(WHO)が2015年に発表したガイドラインの砂糖消費の基準は25グラムである。

つまり、日本人は推奨値を大幅に上回る糖類を毎日摂取していることになる。そしてこの摂取量は50年以上の間あまり変わっていない。この50年とはちょうど異性化糖が日本で開発が始まった時期と重なるのである。