音楽を聴くと脳が活性化する?音楽と記憶の4つの研究

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音楽と記憶は非常に強いつながりを持っています。
古い曲を聞くと何十年前の記憶が呼び起こされる経験をしたことはないでしょうか。

心理学者は音楽と記憶とのこのつながりに魅了されています。
音楽と記憶との密接なつながりを示す最近の4つの心理学研究をご紹介いたします。
(出典は最後にまとめて掲載しています。)

 

1.歌うことと言語学習の関係
音楽と記憶のリンクはとても強く外国語を学ぶのに役立ちます。
Ludkeらの研究 (2013)はハンガリー語を覚えようとしている人々が、
ハンガリー語を単に発声するのではなく、メロディに乗せて発声したほうが、
記憶を定着させることを助けていたそう。

2.音楽と記憶:損傷した脳の回復
交通事故などの外傷性脳傷害(TBI)に罹患した人は記憶に問題があります。
音楽は、忘れられた自伝的記憶を取り戻すための手段として有効なようです。
最近の研究では、深刻なTBIに苦しんでいた参加者に何十年にもわたって記憶を呼び起こした研究があります。(Baird&Sampson、2013)。
呼び起こされた思い出はTBIを持たない対照参加者が引き起こした思い出と変わらなかったそうな。
音楽はTBIに苦しんでいた人々の記憶を引き出すのにより効果的でした。

3.広範囲の脳の活性化
音楽と記憶の関係が非常に強力な理由の1つは脳の広い領域を活性化することです。
最近の脳研究では、音楽が聴覚、運動、辺縁(感情)領域を活性化させることが分かった(Alluri et al。、2013)。
この研究では、参加者がビートルズやビバルディを聞いているかどうかは、主に脳の同じ領域が活発だったことが分かりました。
運動領域はリズムを処理し、聴覚領域は音を処理し、辺縁領域は感情に関連するとのこと。

4.ユニークな音楽幻覚
音楽と記憶の間の繋がるパワーは時々恐ろしいものがあります。
ある女性に起こった出来事だそうですが、
Frontier of Neurologyの最近の研究である夜、突然頭の中で止められないジュークボックス(Vitorovic&Biller、2013)のように、
頭の中で音楽が突然聞こえ始めた事例が報告されました。この問題は何ヶ月も続いたそう。恐ろしい。
彼女は抗発作薬で治療され、症状は少し改善されてはいるそうです。
これはこの種の音楽幻覚の唯一の既知の事例です。

 

音楽について自分の生活に応用できそうなのは言語学習などはできそう。
音読はリズムに乗せて、ジェスチャーを交えながらすると効果的ですね。

ジェスチャーの記事も是非読んでみてください。

cardman.hatenablog.com

 

1.歌うことと言語学習の関係
http://dx.doi.org/10.3758/s13421-013-0342-5
2.音楽と記憶:損傷した脳の回復
http://dx.doi.org/10.1080/09602011.2013.858642
3.広範囲の脳の活性化
http://dx.doi.org/10.1016/j.neuroimage.2013.06.064
4.ユニークな音楽幻覚
http://dx.doi.org/10.3389/fneur.2013.00109