定期的な運動で脳が20歳若返るという研究
この研究はジャーナルNeurologyに掲載された(1)。
最新の研究によると、
ウォーキングやサイクリングなどの定期的な運動で脳を20歳若くすることができるとされています。
高齢者も若者も半年にわたって彼らの「実行機能」を改善することができました。
実行機能は、注意を払い、目標を達成し、行動を制御する能力です。
運動はまた、脳をより太く健康的にします。
研究共著者のYaakov Stern博士は次のように述べています。
「年齢が上がるにつれて、思考スキルが低下する可能性がありますが、定期的な運動をすることでその低下を遅らせる、または防止することさえできる可能性があることが、私たちの調査ではわかっています。
運動したすべての参加者が実行機能の改善を示しただけでなく、彼らの脳の外層の領域の厚さも増加したことを我々は発見した。」
6ヵ月間の研究には、20〜67歳の132人の平均フィットネスレベル以下で健康な人が含まれました。
それらは2つのグループに分けられました。
1つは軽いストレッチをするグループ。
もう1つのグループは、エアロビをするグループ。
エアロビはサイクリング、トレッドミルの上を歩く、楕円形の機械を使うなど、人々は自分に合った有酸素運動を行ったそう。
結果は、エアロビグループが思考スキルを向上させることを示した。
どんな年齢でも効果があり、最も効果が得られるものは高齢者でした。
スターン博士によると、
「運動した人々は、まるで40歳で約10歳若く、60歳で約20歳若かったかのようにテストしていました。
研究開始時の思考スキルは高齢の参加者にとってより貧弱であったため、我々の調査結果は、有酸素運動は衰退することなくパフォーマンスを改善するよりも思考スキルの年齢関連の減少を改善する可能性が高いことを示唆している。
運動をした人は、左前頭部の皮質の厚さも大きくなりました。」
運動でも特に大きい筋肉を使用する脚を使うことは脳にいいと言われていますね。
運動する習慣は是非身につけて行きたいところです。