ある栄養素が足りていない人は睡眠不足になっちゃうよ!という研究
この研究は、ボルチモアで開催されたNutrition 2019(米国栄養学会)で発表されました(1)
睡眠不足と栄養欠乏との関連は女性において特に強いみたいです。
とりわけ、ビタミンA、D、B1の欠乏は睡眠不足に関連している、と新しい研究は発見しています。
栄養状態の悪い人は眠りに落ちるのに時間がかかり、睡眠障害や睡眠の質の低下のリスクが高くなります。
栄養補助食品を服用している女性は、しかし、貧弱な睡眠に苦しむ可能性が低いとのこと。
研究内容
結論は健康と栄養に関する米国の大規模な全国研究の研究から来ています。
その結果、睡眠時間が7時間未満の人々のレベルは低い傾向にあることが示されました。
- ビタミンA、D、B1、
- マグネシウム、
- ナイアシン、
- カルシウム、
- 亜鉛、
- リン
これらのような微量栄養素は体によって必要とされますが体がそれらを作り出すことができないので食事を通して得られなければなりません。
結果はまたより多くの食物繊維を消費することがより良い睡眠に関連することを示しました。
この研究の最初の著者であるDr. Chioma Ikonteは次のように述べています。
「この研究は、特定の栄養素摂取量を睡眠結果と関連づけるますます多くの証拠を追加しています。
我々の調査結果は、短い睡眠時間を持つ個人が食事と補給を通してこれらの栄養素の彼らの摂取を改善することから利益を得るかもしれないことを示唆しています。」
他の研究はマグネシウムがメラトニン、睡眠のための重要な化合物を生産するのに重要であることを示しました。
いくつかの研究によると、亜鉛も睡眠調節に役割を果たす可能性があります。
Ikonte博士は、この研究はサプリメントが睡眠を改善できるという強力な証拠ではないと説明しました:
「慢性的な短期間の睡眠が栄養素不足を引き起こすのか、それとも栄養素の不足が短期睡眠を引き起こすのかを、まだ決定する必要があります。
原因と効果を実証するためには、睡眠の転帰に対するこれらの栄養素の補給の影響を調査する臨床試験が必要です。」